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イエス様がハッキリ見えるように

1月16日(日)はホーア先生&八重先生記念礼拝。お二人がイエス様に従われたことを学び、そのスピリットに学び、私たちには何ができるかを考える礼拝です。ホーア先生と八重先生、そして私たちも主の弟子です。ペテロやヨハネたちに注がれた『わたしの霊』という聖霊様が私たちにも注がれ、主の証人としての力も与えられ、主の再臨という『輝かしい日』に向かって日々歩んでいるからです。ペテロやヨハネ、ホーア先生や八重先生、そして私たちは、時代が違っても同じスピリット、パワー、ビジョンに生きています。マルコの福音書8.22-30から、私たちがすべきことを見させていただきましょう。

まずはあなたが 8.22-23

イエス様ご一行はベツサイダへこられました。すると人々が目の見えない人を連れてきて癒やしを願います。イエス様はその人の手を取り、二人だけで村の外に出ます。そしてその人の目に唾をつけ両手を当てられました。汚い?今までの奇跡を思い返せばわかるように、イエス様の全ては人を癒しきよめ救うためにある。ここで肝心なのはイエス様が『その人の手を取って村の外に連れて行かれた』ということ。マンツーマン。イエス様と私が向き合う。あなたが向き合う。誰かに話して終わり、誰かに祈ってもらって終わり、ではなく、あなたが直接イエス様に向き合うことが大事なのです。

段々ハッキリ見えて 8.24-25

今回は一発で癒された、というわけではありませんでした。イエス様とのやりとりで段々見えるようになりました。私たちはともすれば、すぐに答えや結果を求めます。すぐに望むものを手に入れたいと思います。すぐにそうなることもあれば、段々そうなることもある。すぐにそうなることがその人にとって良いことなのか、段々そうなることがその人にとって良いことなのか?すぐにそうなることよりも、段々そうなるプロセスに、経験するべき、学ぶべき、得るべきものがたくさんあるかもしれません。イエス様は、その人に今何が必要なのか、本当に必要なことは何か、よく知って1人1人に向き合われます。だから私たちは人と比べられない。大事なのは、あなたがイエス様と向き合う中で何を得ていくか、なのです。

それぞれの持ち場立場へ 8.26

イエス様は癒された人に、村に入らず直接家に帰るよう言われます。これまでも似たようなことがありました。イエス様は体の癒やしで終わりだとは思っておられません。癒しとは、体の治癒だけではなく、生活そのものにこそ必要なのです。まずは家族関係・家庭の回復から。そして劇的な奇跡体験で社会の関心を集めるのではなく、きちんと社会に受け入れられることが大切なのです。イエス様はそこをいつも念押しされるのです。ある意味、目の前の問題に隠れた背後の問題が、より重要だということです。イエス様は、目の前の問題に目が奪われて、背後に隠れて見えなかったり、ぼんやりしていた問題をハッキリ見えるようにして、あなたが取り組めるように遣わされるのです。

さて、今回は続きがあります。イエス様ご一行はピリポ・カイザリアへ向かわれます。その道中、弟子たちに「世の中は私を誰と言っているか?」と尋ねられます。彼らは「バプテスマのヨハネとか、エリヤをはじめとする預言者だと言っています」とこたえます。さらにイエス様は「ではあなたがたはどう思う?」と尋ねると、ペテロが『あなたはキリストです』とこたえました。イエス様は「誰にも言うな」と言われました。この話は、先ほどの目の見えない人の癒しの話しとつながっています。世の中の人はイエス様がぼんやり見えている。ハッキリ誰とわからない。でもペテロたちはイエス様がキリストだと見えている。でもすぐさまそれを言い広めるには至っていない。弟子たちがもっとハッキリわかり、言い広めだしたのは、聖霊様が注がれたペンテコステの時から。では私たちは?最初は教会案内を見たり、誰かに誘われて教会に来たかもしれない。クリスチャンの友人や家族や牧師からイエス様のことを教わったかもしれない。でもすでに聖霊様が注がれている。1人1人がイエス様に向き合い、ハッキリ見、親しくなれるのです。イエス様はそんなあなたを遣わされます。家族に、学校に、職場に、地域に。癒し、赦し、回復、祝福のために。あなただから行けるところ、向き合える人、取り組める問題がある。するとあなたの隣人は、イエス様を段々ハッキリ見るようになるのです。

ホーア先生と八重先生は戦後、天授ヶ岡の地で何を始められたか?身寄りのない子どもや戦災で住むところを失った人々との共同生活でした。人にとって一番大切な、根幹を成すところから、イエス様がハッキリ見えることを願って、寄り添われたのです。

1月23日(日)の礼拝は、詩篇37.1-40から、「幸い。地を受け継ぐ」と題してメッセージです。


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