カテゴリー

それは、聞かせるため

2023年1月1日(日)

新年を迎え、私たちはさまざまな願いや祈りをもって神様を仰ぎます。神様は私たちの祈りを聞いてくださいますが、神様が私たちのためにしてくださるのは何のためでしょうか。1月1日(日)の礼拝は出エジプト記10.1-29から「それは、聞かせるため」と題してメッセージです。

いよいよ8つめの災いが

 エジプトで奴隷生活を送っていたイスラエルの人たちの叫びを神様が聞き、モーセが立てられてファラオにイスラエルを去らせるように訴えますが、ファラオは心を頑なにして一向にイスラエルを去らせようとはしません。そんなファラオのゆえにこれまで7つの災いがエジプトを襲いますが、心を頑なにし続けるファラオに8つめの災い、いなごがエジプト全土を覆うことが宣告されます。その災いがどれほどのものなのかについても書かれていますが、注目したいのは、その出来事が起こる理由を神様が述べているところです。

それは、聞かせるため

 神様がエジプトに対して行ったことをイスラエルの人たちが自分たちの子どもたち、孫たちに語り、神様こそ主であることを知るようになること、そのためにこれらの出来事が起こっているというのです。

昨年を振り返っても主は真実に私たちの祈りを聞いてくださり、慰め、励まし、道を示し、助けを与えてくださいました。しかし、問題の解決や状況の変化それ自体が第一にあるのではなく、そのことを通して私たちを導かれる主を知り、それを人々に伝え、それによって主が知られていくことが求められているのです。その起こった出来事は、神様がどんなお方であると教えているでしょうか。自分自身について何が教えられ、どのようなイエス様の品性を学んでいるのか。これまでの信仰の先輩たちが教え続けてくれたように、私たちもまたそうありたいと思います。

地も天もご支配されるお方

 8つ目の災いに続き、エジプト全土を闇が襲うという9つ目の災いがくだります。いなご(地)も闇(天)も神様のご支配にあり、他のどんなものも力がないこと、神様のご支配にあるものを支配できるものはありません。この神様の目に隠されているものはありません。主を待ち望み、主を証ししてまいりましょう。

1月8日(日)の青年祝福礼拝は、詩篇121.1-8から「私の助けは主から来る」と題してメッセージです。


Copyright © 2010  天授ヶ岡教会 All rights reserved