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わが子を救う神

2022年8月21日(日)

8月は普段なかなか会えないでいる家族や親族に会う季節の一つではないでしょうか。神さまにも家族があります。それは私たちですが、今日の箇所でも神様は「イスラエルはわたしの子、わたしの長子」と言いました。家族を大切にされる神様が、ご自分の子をどのように扱われるのか、そしてここから私たちへの思いを受け取りたいと思います。8月21日(日)の礼拝は出エジプト記4.18-31から「わが子を救う神」と題してメッセージです。

エジプトへ

 18節からはいよいよエジプトへ向かってモーセが足を踏み出す場面になります。モーセはまずしゅうとイテロのもとへ行き、イテロはモーセ家族を送り出します。19節では神様もモーセを送り出します。それはモーセのいのちを狙っていたファラオが亡くなった時でした。さらにモーセは神の杖を持っていますが、モーセ自身何も変わらなくても、この神の杖によって、今までモーセができなかった出エジプトが進んでいくことになりました。

イスラエルはわたしの長子

 主はモーセにファラオの前で不思議なしるしを見せるように言いますが、主はファラオの心を頑なにすると言われます。これには目的があるのですが、それは明かされず、ここではファラオに語る言葉が与えられます。それが「イスラエルはわたしの子、わたしの長子である」という言葉です。イスラエルは神様の子であってファラオのものではありません。そして我が子を思う神様の愛は、ファラオがイスラエルにしたことがそのままファラオ(エジプト)に起こると言われるほどのものでした。これは後に過越しとして実現します。

家族とされた重み

 神様に選ばれたモーセが神様に殺されそうになるという出来事も、モーセが息子に割礼をほどこしていなかったことが背景にあると考えられています。妻ツィポラは息子に割礼を施しその血をモーセに塗ることでモーセは救われました。神の家族となるために血が流されたのです。私たちも神の家族とされるために、私自身ではなくイエス様の血が流されたのでした。

今も私たち神様の子どものために、父なる主はどんなことをしてくださっているでしょうか。一見不可解であっても、神様の子どもを思う愛は深いのです。

8月28日(日)の礼拝は、出エジプト5.1-6.1から「今に分かる」と題してメッセージです。


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