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あなたを救い、あなたとともにいるために

2022年12月4日(日)

イエス・キリストの系図に続いて書かれているのは、イエス・キリストの誕生についてです。12月4日(日)の礼拝はマタイの福音書1.18-25から「あなたを救い、あなたとともにいるために」と題してメッセージです。

聖霊によって

 ルカの福音書を見るとマリアは御使いから男の子が産まれると告げられますが、このときマリアはヨセフと婚約中でまだ一緒になってはいませんでした。女性だけで赤ちゃんが生まれる?いえ、聖書はマリアがひとりでに身ごもったのではなく、聖霊によって身ごもったと記します。神様の偉大な力によってマリアは身ごもったのです。こうして生まれたイエス様は完全な神であり、完全な人でした。

しかしヨセフはマリアをどう扱うべきか悩み苦しみます。そうして思い悩んでいるときに、ヨセフのもとに主の使いが現われ、神様の言葉を告げるのです。

罪から救うために

 主の使いはヨセフに「恐れるな」と言いました。なぜならこれは神様が導いておられることだからです。さらに主の使いはこの赤ちゃんをイエスと名付けること、そしてこの方がご自分の民を罪からお救いになると告げ知らせます。罪の根本にあるのは、自分は正しい、自分の思い通りにしたいという心です。神様はこうした自分自身の罪に気付かせ、罪をゆるし、ともにいて、どう生きるのかを教え助けてくださいます。

神が私たちとともにおられる

 神様が私たちとともにおられる。それは決して責めるためでもさばくためでも、私たちをロボットのようにコントロールするためでもありません。私たちを罪から救うために私たちとともにいる。闇にいる私たちに光をもたらすためにともにいる。この世界を今も治めておられて完成に導かれる神様が私たちとともにいるのです。

神様がともにおられる恵みは、本当に神様がおられるのか?と思いたくなるときに明らかになります。そこで神様にこそ希望があることを知ります。神様こそ私たちの良き理解者であり、力ある方だからです。罪をゆるす神様とともにいるために心の備えをしていくのです。

12月11日(日)の礼拝は、マタイの福音書2.1-12から「クリスマスはキリスト・ミサ」と題してメッセージです。


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