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福音が成長している教会

2023年2月5日(日)

半年ほど前から異端について大きく報道されていますが、これは何も今に始まったことではなく、以前から社会を揺るがすような活動がなされていました。約2000年前の新約聖書の時代にも誤った教えがあり、教会は常にその危険にさらされていました。コロサイにあった教会もそうした中でこの手紙を受け取りました。2月5日(日)の礼拝はコロサイ人への手紙1.1-8から「福音が成長している教会」と題してメッセージです。

使徒パウロからコロサイにいる聖徒たちへ

 コロサイの教会はエパフラスの伝道により誕生した教会で、パウロとは直接会ったことがなかったと思われます。そこでパウロはまず、自分が神様によってこの務めに任命された使徒であることを述べ、コロサイの人たちには「聖徒たち、キリストにある忠実な兄弟たち」と呼びかけます。会ったこともないコロサイのクリスチャンたちを「聖徒」と呼ぶのは、聖徒が神様の目的のために神様によって選ばれた人のことを意味するからです。パウロはコロサイのクリスチャンたちを直接見たことはなくても、その信仰のゆえに「聖徒」と呼び励ましました。

福音により望みを知る

 エパフラスの届けた福音の真理のことばは、コロサイの人たちに希望を明らかにしました。それは「あなたがたのために天に蓄えられている望み」です。ペテロも、朽ちることも、汚れることも、消えて行く事もない資産が天に蓄えられていると教えました。この希望は、キリストに対する信仰とすべての聖徒に対する愛へとつながります。キリストに対する信仰とは、イエス様との深いつながりを意味します。コロサイの人たちはエパフラスによってこの神様の恵みを聞いたとき、信仰、愛、希望が実を結び成長していったのです。

福音に生きる教会

 私たちはこうした恵みをいただきながらも自分の信仰や愛のなさをおぼえ、天における希望よりも現実の生活を考えてしまいがちです。しかし神様は事実、私たちを救われたのです。救いとは、罪のゆるしにとどまらず、信仰と愛に生きるようになることも含んでいます。そしてそれもすべて神様の恵みなのです。

2月には教会総会があります。来年度も福音に根ざし、福音を高く掲げ、希望をもって、ますます信仰と愛が実を結ぶ歩みができるように備えましょう。

2月12日(日)の礼拝は、コロサイ人への手紙1.9-20から「祈り求めること」と題してメッセージです。


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