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この日を覚えていなさい

2023年3月12日(日)

エジプト中の長子と家畜の初子が神様によって打たれるというわざわいによって、ようやくファラオのもとから解放されたイスラエルの人たちですが、話はここで終わりません。神様はイスラエルの人たちをエジプトから導き出し、カナンの地に導き入れようとされました。この13章にはそのカナンの地で覚えておくべきことについて記されています。3月12日(日)の礼拝は出エジプト記13.1-16から「この日を覚えていなさい」と題してメッセージです。

長子を聖別する

 過越の夜、神様はエジプト中の長子を打たれましたが、イスラエルの長子は守られていました。それはその代わりに羊が殺され、血が塗られたからです。このとき、エジプトの長子もイスラエルの長子も神様の手の中にありました。長子とはその家の跡取りです。家の代表である長子が神様の手の中にあるということは、すべてのものが神様の手の中にあるということを表します。イスラエルの人たちは家畜の初子や長子をささげることで、自分たちが今やファラオの奴隷ではなく、神様のものとなったことを確認したのでした。

種なしパンを食べる

 種なしパンを食べることで、その食感で、イスラエルの人たちは出エジプトの出来事を思い起こしました。しかしこれら2つのことはエジプトから出てすぐではなく、カナンの地に入ってからのことです。それは、荒野の旅で家畜や麦を準備することが困難と予想されるからです。カナンの地は、乳と蜜の流れる地、家畜や作物を神様が祝福して豊かにしてくださるので、その中から家畜をささげたり、麦を食したりすることで、自分たちが神様によってエジプトから導き出され、神様によってカナンの地に導き入れられたことを心に留めるのです。

覚えていなさい

覚えるという言葉には、心に留めるとか、思い起こすという意味があります。イスラエルの人たちはこのように、自分の力によるのではなく、神様に導き出され、導き入れられたこと。また今与えられているすべてのものは、神様からのものであることを思い起こし続けたのです。そしてそれを直接経験したことのない世代にも伝え続けました。私たちも罪の中から、暗やみの力から導き出され、御子の支配に、神の家族に導き入れられたことを証ししていきましょう。

3月19日(日)の礼拝は、出エジプト記13.17-22から「神様の導き」と題してメッセージです。


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