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あなたを癒やす神

2023年5月14日(日)

イスラエルの人たちは今まで自分たちを苦しめてきたエジプト軍を神様が海に沈められたと喜び躍って歌いましたが、その次に描かれているのはイスラエルの人たちがモーセに向かって不平を言う場面です。5月14日の礼拝は、出エジプト記15.22―26から「あなたを癒やす神」と題してメッセージです。

不平を言うイスラエルの人たち

 ここでいよいよイスラエルの人たちは葦の海から旅立ち、約束の地に向かって進みだして行きます。向かった先はシュルの荒野でしたが、なんと三日間水が見つからず、やっと水を見つけたと思ったらそこの水は苦くて飲むことができません。それでイスラエルの人たちはモーセに不平を言います。「われわれは何を飲んだらいいのか。」イスラエルの人たちはこれまでも、なにかあるとモーセに不平を言うのは常でした。

不平はその人、ものに対する不信感から出てきます。自分だけを苦しめている、もっとこうあるべきじゃないのか、と思うのです。そしてこの姿はイスラエルだけではなく自分自身とも重なります。

主に叫ぶモーセ

不平を言うイスラエルの人たちを前にモーセがしたことは、説得でも自分で水を捜しに行くことでもありませんでした。モーセは主に叫んだのです。神様に助けを求めました。神様はモーセに一本の木を示し、それを投げ込むと水が甘くなったのです。これからの長い旅で、たびたび不平を言うイスラエルの人たちを前に、民を率いるモーセの対応が問われたのでした。

癒やす神

神様は荒野に連れ出して水を飲ませることもできないような、イスラエルを苦しめるお方ではありません。なぜなら癒やす神だからです。しかし民はまだ神様を分かっておらず、現実でなにかあると信じきれないのです。

このあとイスラエルの人たちは泉が12、なつめやしが70本も生えているエリムに到着し、そこに宿営します。そしてそのあとはシンの荒野へと入っていきます。神様はその旅路を通して、主であるご自分を教えて続けてくださいます。

神様は私たちに触れてくださり癒してくださる。私たちもこの神様のもとで神様の声に聴き続けたいと思います。

5月21日(日)の礼拝は、出エジプト記16.1-36から「パンと安息」と題してメッセージです。


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