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上にあるものを思いなさい

2023年6月18日(日)

6月の第三日曜日は父の日です。父に感謝を表す日というのは世界中にあるそうですが、この日を父の日とするのはアメリカに起源があります。幼い頃に母親を亡くした女性が教会で母の日があることを知り、自分たち兄弟を男手一つで育ててくれた父親にも感謝する日を作りたいと声を上げたのが始まりです。改めて、守り育ててくれた父親に感謝を表すとともに、私たちを日々支え、必要を満たし、優しく抱きしめていてくださる天の父にも感謝をささげたいと思います。6月18日の礼拝は、コロサイ人への手紙3.1-11から「上にあるものを思いなさい」と題してメッセージです。

キリストとともによみがえらされた!

 パウロもこの手紙の始めで、コロサイの人たちが「御父に感謝をささげることができますように」と祈りました。それはコロサイの人たちがキリストにあって成熟した者となるためです。キリストにあって成熟した者とは、神様が私たちのために何をしてくださったかを知って感謝する人のことです。

私たちがバプテスマを受けたとき、キリストとともに死に、キリストとともによみがえらされました。もはや人の作った教えや掟に死に(影響されず)、上を思う者としてよみがえらされたのです。上というのはキリストです。上を思うためによみがえらされたこのいのちは、イエス様の再臨で現われます。

以前の古い人は脱ぎ捨てて!

私たちが元々歩んでいたのは、欲や怒り、悪の中でした。パウロはこれを服にたとえて、私たちは欲や悪の服を着ていたけれどもそれは脱ぎ捨てたのだと教えます。パウロはこれらを「殺してしまいなさい」「捨てなさい」と強い口調で迫りますが、それほど大事なことなのです。

新しい服を着た!

 神様は私たちに新しい服を着せてくださいました。この服は私たちを真の知識に至らせます。この服は限られた人だけに与えられるのではありません。人種を超えて、すべての人に与えられるものです。

この事実のゆえに上を求めるのです。そこには私たちの罪のために、唾をかけられ、鞭うたれ、ののしられ、釘を刺されたキリストがおられます。私たちはそのイエス様を見ながら、勇気づけられ、忍耐をおぼえて、今週も歩むのです。

6月25日(日)の礼拝は、コロサイ人への手紙3.12-4.1から「神に愛されている者へ」と題してメッセージです。


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