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心を知る

2024年1月7日(日)

今日は2024年最初の主日礼拝です。明日は成人の日、皆さまに、特に若い方々に神様の祝福をお祈りいたします。

十戒に続くこの「契約の書」と呼ばれる部分にはパッと見るとたくさんの決まり事が記されているように思いますが、一つ一つには神様の思いが込められています。今年も神様の思いを受け取っていきたいと思います。1月7日の礼拝は、出エジプト記23.1-19から「心を知る」と題してメッセージです。

元気を回復してほしい

 12節にある「七日目に働いてはならない」というのは、それ自体よりその理由が大切です。それは「女奴隷の子や寄留者が息をつくため」、別訳では「元気を回復するため」です。女奴隷の子どもにまで目を留めてくださるとはなんという配慮でしょうか!そしてこれは七年という期間にも当てはめられます。七年目には種を蒔いて収穫してはいけませんでした。その理由は、自然に実ったものを貧しい人や野生の動物が食べられるようにするためです。すべてを自分の所有と考えて、増産、安定を目指すのでなく、神様が必要を満たしてくださると信じて休み、子どもや貧しい方々を助けることが求められたのです。

感謝し信頼してほしい

14節以降の年に三度の祭りでは、神様の恵みを思い起こすとともに、ささげものを携えて礼拝することになっていました。礼拝では神様から恵みを受けることも大事ですが、それ以上に神様にささげることが大事です。なぜなら神様は奪うお方ではなく、それ以上に与えてくださっているお方だからです。これは神様への感謝と信頼がなければできることではありません。常に不安が襲うからです。だからこそ祭りを通して神様の恵みを思い起こしていくのです。

心を知る人でいてほしい

23章の前半には人との関わりについて書かれています。強い人や弱い人を偏り見て正しさを曲げないこと、憎んでいる人の家畜であっても倒れていたら起こすように言われています。かつて私たちは罪において訴えられ、罪の中に倒れていました。しかし神様は私たちの心のうめきを知り、ひとり子をも送ってくださいました。この神様の心を、かつての心を忘れてはいけません。

悲しい災害が起こりました。心に寄り添えることを考えていけますように。

1月14日(日)の礼拝は、出エジプト記23.20-33から「主が備えた場所」と題してメッセージです。


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