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神様との契約

2024年1月21日(日)

契約というと、身近なものとしては雇用契約や賃貸契約があると思います。誰が誰とどのような条件で何をするのか、また不履行の場合の定めについて取り扱っています。この出エジプト記24章にも神様がイスラエルと契約を結んだことが記されています。1月21日の礼拝は、出エジプト記24.1-18から「神様との契約」と題してメッセージです。

神様と契約を結ぶ

 十戒、また契約の書にある定めを受けて、イスラエルの人たちは神様の声に聞き従い、神様の宝とされることに満場一致で同意しました。モーセは主のすべてのことばを書き記し、祭壇を築き、ささげ物をもって契約の手続きに入ります。このとき、祭壇とイスラエルの民に血が振りかけられました。この血は命を意味します。イスラエルの民が命を懸けて主の声に聞き従うことを意味すると同時に、神様もまたどんなことがあってもイスラエルをご自分の宝として扱うことを意味します。ご自分を「イスラエルの神」と呼び続けられることに神様の愛を感じずにはおれません。

契約を結んだイスラエルの人たち

では神様と契約を結んだイスラエルの人たちは何か変わったのでしょうか。急に聖人のように変えられたのでしょうか。このあとモーセは主に呼ばれて、四十日四十夜を山で過ごします。大切な幕屋に関することが25章から続くのですが、32章では一向に山から下りて来ないモーセにしびれをきらすイスラエルの民の姿が描かれます。契約を結んでも民は変わりませんでした。

契約を結ばれた神様

変わったもの、それは神様との交わりです。24章1節で神様はモーセらを呼びますが、モーセ以外近づくことはできないと言われます。19章でも神様に決して近づくことのできない様子が描かれていました。しかしこの契約の後、9節でモーセらは山にのぼり、神様を見ます。そして飲み食いしたけれども神様は手を下されなかったのです。これまで決して持つことのできなかった交わりが与えられました。決して近づくことができなかったのに神様を見たのです。今や私たちは動物の血ではなく、イエス様の血が振りかけられ、神様との交わりが与えられています。交わりを喜び、満たされて今週も過ごしましょう。

1月28日(日)の礼拝は、出エジプト記25.1-40から「積極的な心で」と題してメッセージです。


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