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つなぎ合わされた幕屋

2024年3月3日(日)

神様がイスラエルのただ中に住むために造ることを命じられた幕屋について、25章のあかしの箱や机、燭台に続いて、26章ではその幕屋本体の設計図が記されています。なかなかイメージするのが難しい箇所ですが、神様が住まわれる幕屋はどのような造りなのでしょうか。3月3日の礼拝は、出エジプト記26.1-37から「つなぎ合わされた幕屋」と題してメッセージです。

幕屋を造らなければならない

 幕屋は十枚の幕で造るよう命じられます。幕屋に使用される糸やデザイン、寸法も指定されています。幕の長さが28キュビト、とありますので、会堂かそれよりも少し長い大きさとなっています。それらは5枚ずつつなぎ合わされ、そのつなぎ合わせたものも金の留め金でつなぎ合わせて、幕屋となります。

その幕屋をやぎの毛、赤くなめした雄羊の皮、じゅごんの皮の天幕で覆います。荒野という環境で、丈夫な素材が用いられていることがわかります。

さらにその幕屋の壁や柱は木で支えられます。幕屋の中には垂れ幕が掛けられ、そこにはあかしの箱が置かれて、至聖所と呼ばれます。机や燭台の置く位置も決まっていました。これを神様が示されたとおりに造り上げるのです。

幕屋は教会のモデル

幕屋は、神が人と共に住み、神が人に語り、人の罪の赦しがなされる場所としての意味がありました。この幕屋は来るべき救い主イエス・キリストを示しています。幕屋の一つ一つはイエス・キリストを示し、イエス・キリストによって完全に実現したからです。

さらに新約聖書では、幕屋は「私たち」であると語られます。クリスチャン一人一人が御霊の住む神の宮ですが、その集まっている「私たち」の間に神は住むと言われているからです。幕屋は私たちの姿、教会の姿でもあるのです。

つなぎ合わされた幕屋

そう幕屋を見てみると、幕屋はつなぎ合わされていました。私たちもイエス様によってつなぎ合わされました。また色んな材料が用いられ、それぞれの役割があるように、私たちにもいろいろな人がおり、賜物があり、経験や奉仕があります。その造り主は神様であり、自分たちの好きなように造ってよいのではありません。このような教会を私たちも示されて造り上げていきましょう。

3月10日(日)の礼拝は、出エジプト記27.1-21から「祭壇を作る」と題してメッセージです。


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